上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
全員合わせて1550軒!
東海ラーメン事情に精通した“舌”自慢のラーメン通5人が徹底的に語り合った!!


(序)奥深きラーメンへの誘い
げ×天:今日は“東海ラーメン事情”について熱く語ろうってことで集まってもらいました。
く×ぶた:とにかく、これだけ手間をかけて、材料もいっぱい使って、しかも手ごろな値段で味わえる食べ物って、ラーメンのほかにはないって!話題にしやすいね。
L×o:うまいラーメンがあるって聞くと、山奥まで車とばしたりしてね。エネルギーもかけられる。
く×ぶた:でも僕らの世代だと「ラーメン食いに行こう!」ってなると、ついチェーン店とかに行っちゃう人が多いんだよね。今回の企画で隠れた名店っていうか、本当にうまい店をたくさんの人に知ってもらえるとうれしいね。
げ×天:ただね、最初に断っておくと味覚は人それぞれ。好みがあるでしょ。今回紹介する店の味が、必ずしも全員の舌に合うわけじゃないと思うんだ。
め×ん:情報は情報として得て、あとは自分で回って本当にうまい店を見つけることが大事だね。

(其の壱)“東海”の地域性
L×o:東海の味をひと言で表すとしたら“濃い”につきるんじゃない?
め×ん:ラーメンだけじゃないよ。どの料理を見てもそう。
げ×天:あんかけスパゲティがいい例だよね。ほかに真っ黒いツユのころうどんや、味噌煮込うどんでしょう。よその地方から来た人はたいてい辛くて食べられないって驚いてる。
め×ん:関東では塩や牛骨とかのあっさり系がうけてるからね。
げ×天:でも、まあ東京ほどじゃないにしろ東海にも確実にラーメンブーム(※①)はきてるでしょう。現に基本に戻っておいしい醤油ラーメンを出す店が確実に増えてきているからね。
め×ん:東京の醤油ラーメンの特徴っていうと、カツオダシかな。
く×ぶた:それが特徴?ほかではカツオ節って使われてないの?
げ×天:関東地区ではベースは大半が煮干しだよ。
め×ん:家庭でもダシは煮干しが多いでしょ。地域性が出るよね。
L×o:ダシっていえば、名古屋って味つけ、つまりタレで勝負している店が多い。九州だとトンコツ一本でダシをとって、そのうま味で勝負するぜ!って店が多いのにね。
げ×天:確かに東海はタレに対して研究熱心な店が多いね。濃い味や辛いものが好きな地域性も関係してるんだろうな。
う×かば:やっぱり味には“パンチ”を求める!みたいな?
げ×天:そうだね。まあ行列ができるような、いわゆる人気店は、濃い味とかトンコツのこってり系ラーメンがほとんどだから。
め×ん:でも、東海にも薄味好みの人はいるんだよね。
げ×天:そう。知られていないだけで、少ないなりに薄味のうまいスープでラーメンを出している店はあるからね。まあ濃い味だけでなく薄味も食べてみてほしいよね。

(其の弐)東海の主要3大スープ
げ×天:名古屋で勢いがあるのは、やっぱりトンコツだよね。ただ、もともと名古屋は醤油の町だからねぇ。さっきも言ったけど、老舗の店など、うまい醤油ラーメンが食べられる店はあるのに、知られてないだけなんだよね・・・。
う×かば:あとピリ辛ラーメン。
げ×天:寒くて暑い名古屋の気候や風土も影響しているとは思うけど、だいたい辛いもの好きが多いからね、名古屋って。
L×o:じゃあ、この3つが今回挙がった軒数的にも、東海全体で多いと言っちゃっていいですね。
め×ん:まずは醤油ラーメンからいきますか。好きな店は?
く×ぶた:僕は麺なかの。切れ味鋭い醤油味がイイ。
L×o:僕は三吉。今回は塩で紹介されているけど、醤油もあっさりしててかなりオススメ。
め×ん:たしか最初は濃かったんだけど、いろんな声を取入れながら今の味になったみたい。努力家だよね、三吉の主人。
う×かば:僕の周りは圧倒的に濃い味が好きな人が多いですね。
め×ん:若いうちはダシどうこうよりひと口目のパンチだからなぁ。
う×かば:だからトンコツ派が多いんです。しかも透明より白濁系スープのこってりしたやつ。
げ×天:カツオの香りと白いスープ。これってもろにスガキヤ(※②)の影響なんだよね。わかる、わかる。
め×ん:スガキヤねぇ。高校の帰りとかよく食べたもんねぇ。
く×ぶた:あの香りは、体にすり込まれてますからね。
げ×天:ただ今回紹介したトンコツの店は、そういう東海流にアレンジされた味じゃなくて、九州発の本場の味が多いよね。東海でもライトなトンコツに物足りなくなってきた人間で、九州や和歌山(※③)、あと横浜で人気がある脂がこってりした家系(※④)トンコツ醤油なんかが支持されてきてる。
L×o:僕、とんぱ~れを推薦します!豚の頭と背脂(※⑤)を使ったスープが絶妙なんですよね。
め×ん:一番軒もいいよ。
L×o:あと昭和!
く×ぶた:昭和っていえば、時間帯によってスープの味が違うってほんとなの?
L×o:ほんとほんと。時間が遅ければ遅いほど、スープが煮詰ってこってりしてくるんだ。濃い味が好きな人だったら、ぜったい夜中に行くのをオススメするよ。
げ×天:ピリ辛系はどう?台湾ラーメンは避けられんでしょう?
め×ん:味仙は30年くらい前から出してるもんね。台湾ラーメンのパイオニアだね。
げ×天:そういえばたしか激辛ブームのころだよね。あとはベトコンラーメンってのもあるし。
L×o:一宮市の新京が元祖でしたっけ。いまだに30分待ちみたい。
め×ん:新京の主人いわく、“ベストコンディションラーメン”ともいう、でしたっけ(笑)。
げ×天:独特の辛味がいいなあ。
L×o:ピリ辛ラーメンねぇ。実際のところはどうなんですかね。
げ×天:醤油やトンコツに比べても、ピリ辛系はご当地ラーメン(※⑥)の勢いで店の数は同じくらい多いけどね。本物の味っていうと、やっぱり減っちゃう気がするなぁ。

(其の参)ほかのスープの現状
げ×天:ほかはどう?薬膳は外せないでしょ。発祥は千種にある好来って店なんでしょうけど・・・。
め×ん:ガッとかっ食らうっていうよりは、舌でじっくり味わうタイプのラーメンですよね。
げ×天:好陽軒の主人は20年以上、毎日自分とこのラーメンを食べてるんだ。それだけ体にいいって自信もってると思うよ。
う×かば:パンチがある味じゃないけど、僕も好陽軒は好きな味。
く×ぶた:万楽も有名。ここはこってり系ですよね。
L×o:同じ薬膳系でも、動物系の脂のうま味が多く出てる方が、若者にはうけがいいんだろうね。
め×ん:塩は?今回選んだ3軒は東京の塩ラーメンブームに関係なく以前からやってたと思うけど。
く×ぶた:名古屋はタレ勝負の店が多いけど、塩はまさにスープ勝負。はまっちゃうんだよね。
う×かば:でも最初から塩ラーメンを食べる人って少ないですよね?
げ×天:いわゆる通好みだね。いろいろ食べつづけて最終的にたどり着く味っていう。塩は店主の熱意がないとできないもん。三吉は暑いとスープの味が変わるから、夏は夜7:00までしか出さないでしょ。
め×ん:スープの維持管理一つとってみてもすごいんだね。
げ×天:あと味噌はどう?
う×かば:サークルの部員が北海道でサッポロラーメン食べたらなんか違うって漏らしてました。
げ×天:味噌センサーが違う(笑)。
L×o:でもらーめん赤座は名古屋独自だと思いません?
げ×天:確かに。でも赤味噌圏だから、うどんや味噌汁に比べれば、やっぱりラーメンは弱いよ。
く×ぶた:じゃ牛骨は?
げ×天:醍醐かな。あそこのこてこてのスープは時々無性に食べたくなる。
L×o:塩にはまる人がいるってことは、牛骨もブレイクするかもね。

(結び)“心のラーメン”を探して
げ×天:ラーメンって注文した瞬間から、店主との真剣勝負みたいなところあるよね。真剣に作ってくれるラーメンをこっちも余す所なく食べつくす、みたいなさ。
く×ぶた:ライブ感覚ですよね。ある意味、待ち時間も楽しいし。
う×かば:僕はスープと麺で勝負しつづけてる店を応援したい。
L×o:僕は個人店かなぁ。
げ×天:個人店は営業時間が短いし、席も限られる。その点チェーン店は便利だよね。一括仕入だから値段も手ごろだし。でも、本当に好きでやってる店の800円のラーメンを“心のラーメン”と思えるかどうかなんだよ。
め×ん:そこでしか味わえないメニューってあるからなぁ。
く×ぶた:志の高い店をこれからも大事にしていきたいですね。
げ×天:そうそう、そういう店の“心のラーメン”を探しつづけていこうじゃない!

※① ラーメンブーム
インターネットを通した情報交換や、テレビ番組から生まれたラーメン王などカリスマラーメニストらの登場で、東京を中心に起ったブーム。
※② スガキヤ
1946年、名古屋・栄に1号店がオープン。低価格でおいしいラーメンを出す店として注目され、現在東海地区を中心に全国297店舗を展開中。
※③ 和歌山ラーメン
今注目されているラーメンの一つ。細麺にカマボコがのるトンコツ醤油ベースの中華そば。サバの押し寿司(早なれ寿司)と食べるのが和歌山流。
※④ 家系
神奈川の元祖家系総本山・吉村家が生みだした濃厚トンコツ醤油・極太短めストレート麺のラーメン。“六角家”のように“家”がつく店が多い。
※⑤ 背脂
豚ロースの外側にある脂身。固体の状態から長時間に込み、ゼラチン質に変わった脂を網でこし、ラーメンに振ることで甘味が加わり美味。
※⑥ ご当地ラーメン
福岡の長浜ラーメンや福島の喜多方ラーメンなど、その土地の風土に合せて発展したラーメン。エリアごとに独自のスタイルをもつ。

(01年 T海ウxーカー1月23日号 東海ラーメン王が選んだ激うまラーメン究極の50杯より)
スポンサーサイト
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。